私たちの日常の経験を考えても分かりますが、買い物やビジネスでクルマを利用するときには、多くの場合にはあらかじめどこにクルマを止めるかメドをつけてから出掛けるものです。初めての場所だと行き当たりばったりで出掛けざるを得ないこともありますが、それはドライブや旅行などの非日常的な時間に限られるのではないでしょうか。2、3度でも行ったことがある場所なら、「あのあたりに駐車場があったな」とある程度のメドはつけておくものです。実際、駐車場を利用した人に対するアンケート調査をみると、ビジネスや買い物、レジャーでの利用が多いのですが、いずれも事前にある程度場所は特定されているケースが多いと思います。ですから、その目的地で利用した駐車場をあらかじめ知っていたかどうかを聞くと、ほぼ9割の人が「知っていた」と答えているのです。「今日はあそこに止めておこう」と念頭に置きながら出掛けている人が大多数ということになります。それだけに実際に時間貸し駐車場を経営するときにも、できるだけ早く認知度を高めることが重要になってきますし、自分で直接経営する場合には当初の「3ヵ月間は思ったほどに稼働率が高くはならないことも覚悟しておく必要があります。開業後すぐに黒字にはなりにくいわけです。一定期間は赤字経営になることが多いので、その意味でもそうしたリスクを回避できる一括借り上げのメリットは大きいといえましょう。