第1次石油危機の時は、欧州諸国や日本では、原油価格がいっきょに約4倍に上昇した影響がもろに実体経済に影響したのに比べて、アメリカの場合、景気対策の狙いもあり、石油消費税を安くしたことによって、第1次石油危機からの脱出は比較的早かった。その結果、いったん落ち込んだ大型車需要がまた盛り返し、1978年までに、ビッグスリーは再び大型車で大きな利益を上げるようになった。ちなみに、車1台当たりの利益マージンでみると、VWや日本車が10%そこそこのマージン率なのに対して、アメリカの大型車は二十数パーセントと、倍以上のマージン率だった。
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また、大型車ともなれば、1台当たりの販売価格は小型車、中型車の倍以上だから、例えばキャデラック1台の利益は、VWや日本車の約4倍にもなる計算であった。こうして75年以降、大型車路線への回帰は、ビッグスリーに再び大きな利益をもたらすことになった。とはいえ大型車路線への回帰は、VWや日本の小型車の駆逐にまでは至らず、小型車のシェアを低下させることにはならなかった。