カニのいる水深の三、四倍はある

2010-11-18

最近、観光漁業とかで民宿の裏の砂浜で、地引き網を楽しませてくれる。浜からは見えない海中に袋状の網があって、その両側に数十メートルの二本の長いロープ(ひき綱)が結ばれ、この綱をみんなで力いっぱいに引きたぐる。やがて、袋状の網が砂浜に揚がってきて、種類も大きさも様々な魚が跳ね回り、歓声があがる。実は、ズワイガニを採る底引き網もほぼこの地引き網と同じで、同様に長いロープを船でたぐり寄せる。ズワイガニのいる水深が二、三百メートルと深いので、袋状の網とロープの重さが地引き網とずいぶん違うし、規模も大きい。底引き船のひき綱の長さは、カニのいる水深の三、四倍はあるから、千メートル以上もある綱を船に積んで沖に出る。カニのいそうなところで袋網を海底に沈めて、その両側に結んであるロープを一時間ほど引く。