基礎は石場建てからコンクリートの布基礎に、茅の屋根はなくなり、壁も土や板からモルタルやサイディングに、そして断熱材も壁の中に入り、窓もアルミサッシに変わりました。間取りも田の字から何LDKへと様変わりです。これらの変化をつぶさに見ると、すべてが湿気に対して弱くなってしまったという共通点を持っています。吸放湿性能がなくなった、隙間風がなくなった、風通しが悪くなった、日射が奥までとどかないなど、知らず知らずに湿気の害をまねく建築工法になってしまいました。国産の骨太材を生かすには、これらの現代工法の弱点をカバーする、プラスに変える工夫を建築的手法に加えてこそ可能になってきます。それを実現する方法を考えていきましょう。