極端に神経質になってはいけないクラリティのグレード

2011-02-10

クラリティのグレードを示す基準は、世界各地の宝石学会などでいくつか使い分けられています。そのなかで、今日では世界的な権威であるG・I・A(アメリカ宝石学会)のシステムが国際的に採用されており、ダイヤモンドを鑑定する際、必要不可欠な存在となっています。日本でも基本的にはこのG・I・Aのクレーデインクをもとに、クラリティを鑑定しています。そのグレードは、肉眼でキズが発見できるI(ピケ)グレードから、10倍に拡大して鑑別しても無キズであるFL(フローレス)グレードまで、基本的には11段階までの網かなグレード分けがなされています。もちろん、最高の評価となるFLクラスの輝きは最高です。しかし、VVS(10倍の拡大で発見が困難な微小の欠点)クラスのダイヤモンドでも、肉眼ではキズはほとんど確認することができません。さらに、VS(10倍の拡大で発見が多少困難)クラスのダイヤモンドでも、光の入射や反射を妨げる度合いは、上のクラスとほとんど変わりません。つまり、VSクラスのダイヤモンドでも、美しく煌く一品を探し出すことができるのです。VSより下のSI(10倍の拡大で発見が容易だが肉眼では困難)のなかにも、キズの場所によっては美しさの源となる光の入射をほとんど妨げないものがあります。つまり、大切な婚約指輪(マリッジリング)だからといって、クラリティに対して、極端に神経質になる必要はないのです。結婚指輪(エンゲージリング)を買う際には少しの妥協も必要なのです。