物価が下がれば、利益は下がる

2010-12-10

私が持っている新宿の某ワンルームマンション、たった13平方メートル強で部屋の広さは4畳くらいしかないと思うが、たまたま税理士の紹介で800万円で購入したものがある。前所有者は医師であり、バブル景気の真っ只中に節税目的で購入したらしいのであるが、購入価格を聞いて驚いた。なんと6800万円である。確か、デフレ経済に突入した際、無知な評論家が「デフレ経済は物価が安くなるから、かえって景気は良くなる」などと言っていたが、まったく馬鹿げた論理である。物価が下がれば、利益は下がる。利益が下がれば、仕事に付加価値は減少し、使えるお金が少なくなるから、消費は減退、結果、景気は悪くなるのが普通である。ここのところ流通が良くなり、東南アジアの安い人件費で物を製造できるようになったから、物価が下がっても利益の出る企業もあったわけだが、今後、東南アジア諸国がインフレになったり為替の環境が変われば、結果、これも長く続かないものである。