【与謝野町】水稲を中心とした農業が展開されています。近年、町が提唱する自然循環農業の一環として、特別栽培米である「京の豆っこ米」が生産されています。また、京都府が品種育成した酒造好適米「祝」は町内で約五十ヘクタール作付けされ、府内最大産地として伏見の酒造組合へ出荷されています。みず菜、トマト、キュウリなどが約五ヘクタール作付けされ、多くの生産者がエコファーマー認定を受け、安全・安心な農産物を生産しています。さらに、明治時代から与謝地域の特産として生産されている「ころ柿」は、大美濃という品種を用い、丹後の初冬の気候と生産者の技を活かして「大きく柔らかく独特の風味(美味)」の干し柿として高い評価を得ています。皮を剥がれた柿が軒下に吊されている光景は、初冬の風物詩となっています。丹後市大宮町の最も代表的な古墳は、谷内地区にある大谷古墳です。全長約三十二メートルの前方後円墳と推定されるもので、古墳時代中期(五世紀)に築造されたと考えられる首長級の古墳とされています。この古墳の一番の特徴は、埋葬された人物が女性であるという点です。石棺からは銅鏡・玉類・鉄剣・鉄斧などとともに、保存状態の良好な女性の人骨一体分が発見されました。女性首長を葬った古墳の例としては、熊本県や大分県などで数例挙げられるのみで、珍しい女性首長の墓として注目されています。中心主体部から出土した人骨は圧倒的に男性骨が多い中で、この地が古墳時代中期のある時期、女性首長が支配する地域であったことを示す貴重な資料となっています。中郡盆地を一望できる見晴らしのよい丘陵上に立地し、現在は古墳のあった場所から少し位置をずらして石棺が復元されています。また、周辺は公園として整備。「女王の丘」と呼ばれ、市民の憩いの場として親しまれています。なお、石棺と出土品については、市指定文化財となっています。
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