ある日、会社の旅行で温泉にいきました。同僚たちといっしょにお風呂に入り、なにげなく鏡の前に立ったときです。すごいショックを受けました。みんなおなじ年ごろなのに、私の体だけ中年女性みたいなのです。ウェストにもおなかにも、ヒップや太ももにもゼイ肉がついています。こんな怠惰な自分から抜けだそう、そう鏡の前で決心しました。そして一九歳の春、クリニックを訪ねたのです。「タレントになりたいんです」。人前ではけっして口にしたことのない私の夢を、やさしそうな先生にうちあけてしまいました。先生はバカにしないで、私の話をきいてくださいました。でも、顔を全面的に変えたいという私の希望に、最初先生は反対でした。何度も何度も話しあい、私の決心がかたいのを知って、やっと手術をオーケーしてくださいました。